背骨の歪みは下記の順で生じます。
①.人間を取り巻く不自然な環境要因(姿勢・ストレス・食習慣等)に反応して体の各所、特に背骨の関節に異常緊張状態が生じます。この段階では自覚症状は何も無いか、あっても 「すっきりしない」 という程度です。
②.この緊張が続くと骨と骨の間の関節の弾力性 (可動性) が低下します。この段階では、位置的な歪みはありませんが神経伝達に障害が生じ、症状が出始めます。
③.この可動性低下が長年続くと、レントゲン上で確認出来る位置的な歪みが生じる場合もあります。
カイロプラクテイックで言う歪みは③だけでなく、②と③を総称して歪みと言います。実際に矯正の必要な歪みは位置的な歪みを伴わない場合が多く、もし位置的な歪みだけを根拠に矯正したならば、効果が保証されないばかりか、損傷を与えてしまう危険性があります。矯正するべき歪みを判別するには、適切な可動触診検査が必要になります。