【症状】
松戸在住の30代男性が腰痛を訴え、来院されました。昨日、子供を抱っこしようと抱え上げた瞬間、右腰にビリっと電気が走りました。今までぎっくり腰の経験はありませんが、ここまで痛みを強く感じたのは初めてです。痛みを感じた後は無理せず過ごしたが、依然と違和感は残っています。
【治療】
触診では右仙骨から胸腰部の起立筋のスパズムが確認され、胸腰部スピリングは減少している。腰仙部の椎間関節は前方への動揺性が強く、いわゆる反り腰の状態に近い。
治療では胸腰部の機能障害に対するアジャストメント、起立筋へグラストンテクニックを中心に進める。3回の治療で痛みは安定し、その後も月に1回のメンテナンスを継続。
【解説】
今回の症例は腰の関節の損傷によるものでした。通常、子供を抱えようと前に体を倒すと関節は開くように動きますが、腰の関節の歪みなどでこの動きが欠如していると逆の作用が生まれ、軟骨が圧迫を受ける場合があります。これが原因となるぎっくり腰数多く、予防のためには腰だけでは無く首も含めた背骨全体の正常な動きが必要になります。