【症状】
松戸在住の30代男性が左肩の痛みを訴え、来院されました。この痛みは2か月前にジムでベンチプレスをした時に発症、その後もトレーニングは続けていますが最近は痛みのため大きな負荷をかけられません。
【治療】
左肩関節の三角筋前部線維には癒着が見られ、肩関節外転は120度を超えると痛みが生じる。肩は前へ入り込むいわゆる前肩の状態であり、肩甲骨も広がるため猫背は強い。
治療では胸椎、肩甲骨の可動性を改善させ、三角筋の癒着へグラストンテクニック、肩関節へのモビリゼーションを中心に進める。2週間で3回の治療を加え、痛みは8割改善。3ヶ月後にはトレーニングの負荷も回復。
【解説】
今回のケースでは胸椎から肩甲骨の動きが悪く、気づかないうちにフォームが乱れ、肩に障害を抱えていました。トレーニングに限らず肩が正常に動くためには土台となる肩甲骨、更にその土台となる胸椎の動きが重要になります。そのため治療は肩だけでなく、肩甲骨から胸椎へのアプローチが必要です。