【症状】
松戸に在住の50代男性が姿勢を良くしようと、背筋を起こした時に感じる背中の痛みを訴え来院されました。健康のため座禅を組む様にしていますが背中が痛くなってしまい、5分と持ちません。自分でストレッチや背中を棒で押したりもするが、全く変わらないようです。
【治療】
第6胸椎を中心に、右起立筋の癒着は縦方向に伸びている。背中は丸まり猫背の様な状態、顔も前方へ突出しストレートネックになっている。
治療では胸椎起立筋へグラストンテクニック、猫背とストレートネックを改善させる矯正を加える。2回目来院時には頚椎の牽引を行なった上で、頚部筋群にもグラストンテクニックを加えた。徐々に姿勢を良く出来る時間は増え、今は座禅も自然に組める。
【解説】
長年姿勢の悪かった方が急に良くしようと背筋を伸ばすと、癒着した関節や筋肉はその抵抗となり余計な症状を生む場合があります。この様な時は、いくら努力をして姿勢を良くしようとしても逆効果であり、カイロプラクティックの矯正やグラストンテクニックによる筋膜リリースで最初に癒着を改善させる必要があります。背筋を良くしようとすると痛みを感じる場合は、治療するべき歪みが存在する証拠でもあります。