【症状】
松戸に在住の30代男性がランニング中に生じる背中の痛みを訴え、カイロプラクティックセンター松戸に来院されました。1ヶ月前からこの症状は始まり、徐々に悪化し最近は軽快に走れません。1ヶ月後にフルマラソンのレースがあり、ちょうど痛み出した頃から走る距離を増やしていました。どうにかレースまでには治したいとの事です。
【治療】
左肩甲骨内側の筋膜には硬結が見られ、腕を引く動作で左背部に痛みが生じる。脊柱ROM検査で目立った異常はないが、猫背となり胸椎のスプリングは減少していた。
治療では胸椎〜頚椎への矯正、肩甲骨内側の筋肉へグラストンテクニックを行った。痛みは徐々に回復し、レース10日前には全く痛みは感じなくなった。
【解説】
今回の症例は左肩甲骨内側の筋膜痛による障害でした。筋膜痛は疲労の蓄積により発症することもあり、走る距離を伸ばしたことが原因となったようです。胸椎や肩甲骨の動きが正常であれば問題はありませんが、小さな可動性の乱れで慢性化するケースもあるため注意が必要です。