【症状】
松戸に在住の30代男性が右足のしびれを訴え、カイロプラクティックセンター松戸に来院されました。この患者さんは長年デスクワークを続けており、以前は腰痛しかなかったですが半年前から痺れを感じています。ふくらはぎの外側が最も強くしびれ、座り続けるのが辛いです。病院では腰椎の椎間板ヘルニアと言われ、牽引治療をしているが一向に良くなリません。
【治療】
神経学的検査では、第5腰椎領域の右側筋力に低下が見られる。腰椎の屈曲動作で右ふくらはぎ外側に鈍痛が生じ、SLR検査でも45度を超えた時点で同様の場所に痛みが生じる。胸腰部のスプリングは減少し、右殿部の筋緊張は強い。
治療では胸腰部へのモビリゼーションと矯正を中心に行い、腰椎に牽引を加えながら骨盤の歪みを改善させた。頚椎、胸椎も含め椎間板圧が減少するようにアプローチ。3ヶ月経過した頃には痛みは8割減、半年でほとんど違和感も感じなくなった。
【解説】
今回の症例は治療をしながらもデスクワークによる負荷が加わっていたため、回復に時間がかかりました。ただでさえ椎間板ヘルニアは回復が遅くなりやすく、しつこい症状が伴います。しかし適切にカイロプラクティック治療を行えば回復に向かう症状であり、放置がきっかけで脊柱管狭窄症に進行するケースもあるため注意が必要です。