【主訴】
南柏に在住の女性がストレートネックから来る吐き気を主訴とし、来院されました。毎日デスクワークが多く、肩がこりすぎるためか最近は吐き気まで生じます。近所の接骨院ではストレートネックが原因と言われましたが、電気治療やマッサージを受けても気持ち悪さは抜けません。
【治療】
姿勢検査では顔が前に突出し、ストレートネックが確認される。頚胸部の後方変位は強く、前頚部の斜角筋にも過緊張が生じている。
治療では頚胸部起立筋へのグラストンテクニック、肩甲骨への徒手調整を中心に進める。4度の治療で吐き気は無くなり、肩こりも大分調子良いとの事。
【コメント】
今回の症例はストレートネックにより首の付け根の緊張が高まり、激しい肩こりと吐き気が生じたと思われます。この部位はストレートネックになると、筋肉は伸ばされながらも働きを強いられ、血流不足による癒着が生じやすくなります。一度固まってしまうと何をしても解放されることは無く、筋肉の癒着は蓄積する一方です。固まりすぎてマッサージや電気治療で歯が立たない肩こりは、カイロプラクティックとグラストンテクニックの併用が適しています。