【症状】
松戸在住の65才女性が右足のつけ根の痛みを訴え来院されました。5ヶ月前から歩き始めや朝に痛みを感じていましたが、最近は体を前に倒した時にも痛みが生じます。病院でレントゲン検査はしましたが、特に骨に異常は無いと言われています。
【治療】
触診では右大腿筋膜張筋、内転筋の緊張、腰部起立筋の付着部である腸骨稜には癒着が生じている。胸腰部、右仙腸関節、右股関節には機能障害が生じている。
治療では大腿筋膜張筋、内転筋、腰部起立筋へのグラストンテクニック、胸腰部から股関節には律動運動を施す。徐々に症状は改善に向かい、1ヶ月後には起床時の痛みも感じなくなった。
【解説】
今回は右股関節の歪みによる疼痛でした。例え骨に異常が無くても軟骨や靭帯の異常により股関節に痛みが生じる場合は多々あり、この様な痛みは変形性股関節症の入り口にもなるため注意が必要です。年齢から来る骨密度の低下により関節変形は進行しやすく、こじらせる前に適切なカイロプラクティック治療を行う事が何より重要です。