日本では未だカイロプラクターは資格化されておりません。カイロプラクティック以外の医療関係者のカイロプラクティックに対する理解の不足や、カイロプラクティック業界内の不調和があり、その見通しすら立っていないのが実情です。
将来アメリカの様にドクターレベルの資格になるのか、接骨・鍼灸・按摩マッサージ指圧と同レベルの資格になるのか、あるいはそれらの資格の一部として吸収されるのか等、どれが一番日本に適しているかについて議論は分かれています。
現在日本でカイロプラクティックの看板を出して開業しているのは概ね下記の様な方々です。
①カイロプラクティック大学を卒業してカイロプラクティックの国際資格を取った
②医業類似行為の資格者(接骨師、鍼灸師、按摩マッサージ指圧師)がカイロプラクティックを勉強した
※この場合の｢カイロプラクティックの勉強｣には、カイロプラクティック大学に準じた複数年の教育を受けている人から、短期間の講習だけの人まで様々です
③医業類似行為の資格を持たない人がカイロプラクティックを勉強した
極端に言えば現在の日本では資格化されていないため、技術不足でも、また医学的知識が無くてもカイロプラクティックを開業することが出来ます。万一カイロプラクティックが日本で永遠に資格化されなくても、カイロプラクティックでないと治らない症状やカイロプラクティックだと一番治りが良いという症状がある以上、カイロプラクティックは存続するでしょう。しかし、一番の問題は治療効果以前に患者さんの安全性の問題であり、一刻も早く資格化されることが望まれます。
