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施術例

ピアニストの腱鞘炎、右手首の痛み

2025.10.03 カテゴリー:手の痛み 

松戸在住の30代女性が、腱鞘炎のような右手首の痛みを訴え、来院されました。職業はピアニストをしており、日常的に数時間以上に及ぶ練習を続けています。特に最近取り組んでいる曲目では長時間にわたってオクターブの連打が続き、繊細な指や手首の動きを求められるため、身体的な負担は大きいものとなります。
痛みは約5ヶ月前から続いており、最初は軽度で、演奏後にだるさを感じる程度でした。しかし時間が経つにつれ、特にピアノ演奏中や演奏後に強い痛みを伴うようになり、最近では安静時でも違和感が抜けない状態に悪化していました。
患者さんはこれまでも湿布や市販のサポーターを用いて自己対処を試みましたが、明らかな改善は見られませんでした。痛みが慢性的になっているため、このままでは演奏活動そのものに支障をきたす可能性があり、不安を抱えて来院されております。

 

検査

初診時の検査では以下の所見が認められました。

①筋肉や関節の触診検査

右手関節前外側の筋群に癒着があり、滑走性が低下。
肘から腕に伸びる腕橈骨筋の過緊張。関連する筋膜ラインを通じて手首から肘にかけて張りを引き起こしている。

②可動触診検査

手関節自体に長軸方向への可動制限が確認できる。
痛みとして自覚は無いが右肩関節、鎖骨、肩甲骨の関節の遊び、ゆとりは低下している。
頚椎から胸椎にかけ、可動性が大きく低下している分節が存在する。

③神経学的検査

神経の圧迫による筋力は販社の低下は無く、手首の痛みはヘルニアなどによる神経症状とは異なるものと判断された。

治療

①関節モビリゼーション

手関節の長軸方向へモビリゼーション(関節の音を伴わないカイロプラクティックの矯正)を実施し、関節本来の可動性を回復させる。

②グラストンテクニック

前腕外側の筋群に対してグラストンテクニック(ステンレスのバーを使用する筋膜リリーステクニック)を行い、筋膜の癒着を解放。
その他、肩甲骨や肩関節周囲の癒着にもグラストンテクニックを施す。

③アジャストメント

頚椎から胸椎にかけ、可動性の低下する分節にボキボキ音を伴うカイロプラクティックの矯正を行う。

経過

初回〜3回目:手関節の強い痛みは残るが、施術後に一時的な軽減を自覚。
1カ月経過:長時間の練習後も痛みの増悪が減少。
3か月経過:演奏中に痛みをほとんど感じなくなり、違和感も軽減。
5カ月経過経過:長時間のピアノ演奏も問題なく行えるようになり、患者自身も「演奏に集中できる」と笑顔で語るまでに改善。

解説

今回の症例は腱鞘炎により右手首の痛みが発生していたと言えますが、その原因は手首だけでなく肩甲骨や鎖骨の歪、及び頚椎や胸椎の背骨に存在するバランスの乱れから連なっていたと考えられます。ピアノ演奏時、末端の手指や手首には大きな負担が加わりますが、実際にはそれを支える体幹にも安定性が求められます。肩甲骨周囲や頚椎、胸椎に歪が存在するとその安定性は損なわれ、上半身の力みから上肢には緊張が生じやすくなります。その状態でオクターブの連打等の負担を強いる結果、今回の腱鞘炎が発症していた可能性は高く、そのまま無理を続けると結果として肩関節や首に痛みが広がるケースもあるため、注意を要します。

再発しやすいピアニストの腱鞘炎

サポーターやシップの使用により痛みが安定することもありますが、ピアニストの腱鞘炎は原因となる歪が残っている場合、再発する可能性は極めて高いです。どのような症状でも当てはまりますが、カイロプラクティックは痛みの部位だけでなく、身体の中心となる脊柱からその疼痛の関係性を判断するため、より根本的な症状改善へつながります。同様の症状でお悩みの方は、専門的なカイロプラクティックを受診されることをお勧めいたします。

 

担当カイロプラクター:鷲見光一

カイロプラクター 鷲見 光一応用理学士(医科学)
カイロプラクティック理学士
グラストンテクニック®GTクリニシャン
日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員

都内カイロプラクティック院にて副院長を務めた後、2017年に独立。国際基準のカイロプラクティックだけでなくグラストンテクニックのライセンスを取得し、物理療法を駆使した施術法を確立。臨床歴20年以上のオーストラリア政府公認カイロプラクター。

 

監修者:鷲見弘

取得国家資格/鍼灸師、柔道整復師(接骨)、あん摩マッサージ指圧師
慶応大学卒業後、人体や自然界への探求心によりカイロプラクティックの道へ進む。ユニバーサル・カイロプラクティック・カレッジ、 中央医療学園鍼灸学科を首席として卒業後、JSK鍼灸カイロプラクティックを運営。音楽家の腱鞘炎等の演奏障害を得意分野とし、多くの著名ピアニストの治療を担当。

プロフィール詳細

WHO 国際基準のカイロプラクティック
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