更年期のホルモン分泌低下による諸症状は必然的なものもありますが、その年令期に出易いそれ以外の症状まで、更年期障害として扱う傾向があります。例えば肩こりや腰痛等の原因は、多くの場合更年期障害というよりも下記の内容が要因となります。
・長年の不自然な環境要因や生活要因による背骨の歪みで徐々に回復力が低下し、その年令期に限界を越えて症状が出始めた。
・女性は甘い物が好物の方も多く、白砂糖を多量に使用した菓子類を長年常食し、体がカルシウムやビタミンB類の欠乏状態になっており、不調の現われとして症状が出ている。
従ってこれらの偽更年期障害に関しては、ホルモン療法よりもカイロプラクティックや生活改善の方が有効です。