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施術例

背筋で腰を痛めた

2026.02.19 カテゴリー:腰痛 

松戸市在住の30代男性が、トレーニング中に発症した急性腰痛を訴えて来院されました。発症は1週間前、ジムで背筋運動を行っていた最中です。上半身を起こす動作ではなく、体を前方へ倒し負荷が抜ける瞬間に、腰へ鋭い痛みが走ったとのことでした。
その直後から腰に力が入らなくなり、前かがみや立ち上がり動作が困難となりました。特に朝の起床時や椅子からの立ち上がりで痛みが強く、腰を伸ばすことが怖い状態が続いていました。整形外科では画像検査上、骨折や明らかな構造異常は認められず、安静指示のみで経過観察となりました。
1週間が経過し、歩行は可能になったものの、腰部の張り感と可動域制限が残存しており、「再発するのではないか」という不安を感じて当院を受診されました。来院時は無意識に腰を丸め、腹部に力が入りにくい姿勢をとっていました。

 

検査

腰部の局所炎症に加え、骨盤および股関節の機能低下が確認されました。単なる筋肉痛ではなく、防御性収縮が強く残存している状態でした。

①触診評価

第5腰椎周囲の脊柱起立筋に顕著な過緊張を確認。両側とも硬さが強く、特に右側に圧痛が集中。臀部筋群も収縮が持続。

②可動域評価

体幹前屈は著明に制限され、動作初期から痛みを誘発。伸展動作は恐怖感により十分に行えず、可動範囲は狭い。

③姿勢分析

疼痛回避の影響で骨盤は後傾し、腰椎の自然な前弯が消失。体幹支持機能の低下がみられた。

④股関節機能検査

股関節伸展が不足しており、歩行時に腰部で代償するパターンを確認。腸腰筋の短縮傾向も認められた。

⑤神経学的確認

下肢の感覚・筋力・反射に異常はなく、神経根障害や椎間板ヘルニアの兆候は否定的。

治療

①干渉電流療法

急性期の過緊張緩和を目的に腰部へ施行。血流促進と疼痛軽減を図る。

②胸椎〜胸腰移行部へのモビリゼーション

腰部へ直接強い刺激を加えず、上位胸椎の可動性を改善。体幹全体の連動回復を促す。

③股関節アプローチ

殿筋群と腸腰筋への手技療法を実施し、股関節伸展可動域を拡大。腰への負担軽減を狙う。

④動作指導

腹圧の入れ方、正しいヒップヒンジ動作を指導し、トレーニングフォームの修正を行う。

経過

初期(3回目施術時)
 歩行時の股関節可動が改善し、腰の防御的緊張が軽減。前屈時の痛みが大幅に減少。

3週間経過
 日常生活での制限はほとんど消失。立ち上がり動作もスムーズになる。

2か月経過
 可動域は発症前レベルまで回復。軽負荷トレーニングも再開可能。

解説

本症例は、背筋運動中に発生した急性筋損傷が主因と考えられます。特に負荷が抜ける瞬間は、筋肉が伸張されながら力を発揮する局面であり、フォームの乱れや疲労があると損傷リスクが高まります。

急性腰痛では痛みそのものよりも、その後に残る筋バランスの崩れが再発要因となります。痛みが軽減しても、股関節や胸椎の可動性が回復していなければ、再び腰へ過負荷が集中します。

今回は神経症状を伴わない筋・関節性の障害であったため経過は良好でしたが、トレーニング習慣がある方ほど再発予防の意識が重要です。適切なフォーム管理と定期的な身体のメンテナンスが、慢性化防止の鍵となります。

 

担当カイロプラクター:鷲見光一

カイロプラクター 鷲見 光一応用理学士(医科学)
カイロプラクティック理学士
グラストンテクニック®GTクリニシャン
日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員

都内カイロプラクティック院にて副院長を務めた後、2017年に独立。国際基準のカイロプラクティックだけでなくグラストンテクニックのライセンスを取得し、物理療法を駆使した施術法を確立。臨床歴20年以上のオーストラリア政府公認カイロプラクター。

 

監修者:鷲見弘

取得国家資格/鍼灸師、柔道整復師(接骨)、あん摩マッサージ指圧師
慶応大学卒業後、人体や自然界への探求心によりカイロプラクティックの道へ進む。ユニバーサル・カイロプラクティック・カレッジ、 中央医療学園鍼灸学科を首席として卒業後、JSK鍼灸カイロプラクティックを運営。音楽家の腱鞘炎等の演奏障害を得意分野とし、多くの著名ピアニストの治療を担当。

プロフィール詳細

WHO 国際基準のカイロプラクティック
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