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痛みの原因サーチ

腱板炎(棘上筋腱炎)

2017.09.16 カテゴリー:肩の痛み

腱板炎は肩の痛みの原因として、非常に多く見受けられる疾患です。腱板とは肩関節に安定をもたらす細かな筋肉や腱の事を指し、インナーマッスル、ローテーターカフと呼ばれたりもします。棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋、これら4つの筋肉から腱板は成り、損傷の程度は微細な炎症から断裂まで範囲は幅広いです。

腱板炎は明確な外傷もなく、徐々に進行することが多いですが中には、スポーツ障害や交通事故損傷を機に生じる事があります。また腱板は、肩甲骨と上腕骨からなる肩甲上腕関節に安定性を与えており、この関節は球状関節が故に広い可動域を有するため、常に損傷を負いやすい構造を持ち合わせています。

最も生じやすい棘上筋腱炎

腱板の中で損傷を最も負いやすい部位は、棘上筋の腱です。棘上筋腱は肩の端に位置する肩峰の下に位置し、肩峰下腔と呼ばれる非常に小さな空間を通る必要があります。

・腕を上に挙上する
・生まれつきの骨の変形
・腱板の緊張による関節運動の乱れ
・滑液包の炎症

上記等の理由により肩峰下腔は容易に狭くなり、また棘上筋は血液供給が乏しいことも重なり、棘上筋腱炎は常に発症しやすい環境にさらされています。

悪循環による肩峰断裂

肩峰下腔が狭くなることにより腱板は圧迫を受け、炎症を起こし腫れます。この腫れにより肩峰下腔は更に狭窄し、インピンジメント障害へ進行します。この過程が継続されることにより腱板は強度を失い、ささいな外力でも断裂を引き起こす事があります。
腱板の断裂は周りの筋肉の緊張により牽引が加わり、徐々に広がる傾向があります。高齢による治癒力の低下、野球やテニスによる激しい運動の繰り返しも断裂を広げる要因です。特に野球で見られる肩関節不安定症(ルーズショルダー)は、腱板断裂を最も生じさせやすいスポーツ障害です。

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