頚椎椎間板ヘルニア
2017.09.07 カテゴリー:腕のしびれ・痛み
椎間板は背骨の間に挟まれた形で連なり、背骨に加わる衝撃吸収や背骨全体の動きを滑らかにする働きをします。この働きの向上のため椎間板は外側と内側で異なる性質を持ち、外側は線維輪と呼ばれる靭帯の様な組織、内側は髄核と呼ばれるゼリー状の物質が納められています。通常、外側の線維輪は内側の髄核が中心に留まるように支えていますが、何かしらの原因で線維輪が破綻し髄核が外へ脱出した状態を椎間板ヘルニアと呼びます。
頚椎椎間板ヘルニアの症状、特徴
・好発年齢は40代
・特に朝が辛い
・腕のしびれ、疼痛
・手の脱力感、握力低下
・しつこい肩こり、首の違和感
・咳やくしゃみで症状が悪化する
・むち打ち、ひどい寝違えなど外傷歴がある
背骨への負担=ヘルニアの発症率
2足歩行の人間は背骨が直立し、常に椎間板は圧迫を受けるため他の動物より圧倒的にヘルニアを起こしやすいです。しかし4足歩行の犬の中でも、背骨の長いミニチュアダックスフントは椎間板ヘルニアを生じやすく、背骨への負担増強は直接、椎間板ヘルニアの発症率を高くします。
動きすぎた関節がヘルニアを起こす
椎間板ヘルニアは主に首と腰に発症し、胸椎に生じる事は非常に稀です。胸椎には肋骨が付着しているため首や腰に比べると動きは少なく、椎間板に衝撃が加わりにくい構造をしています。この事から椎間板ヘルニアの生じた部位は「動きすぎた状態」になっているとも言え、関節を安定させる治療が必要になります。症状を起こしている首や腰に対するストレッチや矯正は、逆に関節の動きを亢進させるため危険です。
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