【症状】
東松戸在住の男性が背骨の中の重い痛みを抱え来院されました。この痛みは慢性的なものですが、社会人になりデスクワークが増えてから感じる様です。運動すれば多少良くなりますが、忙しくて月に1度くらいしか体を動かせません。ひどい時は朝から背骨が痛み、ベッドから体を起こすのもやっとです。
【治療】
触診では肩甲骨周囲の筋群の緊張を始め、胸椎から胸腰部の後弯増大も確認できる。脊柱の弾力性は胸椎を中心とし、広範囲で減少が見られた。
治療では胸椎から腰部起立筋へグラストン、胸椎へのカイロプラクティック矯正を施す。癒着が強く脊柱の可動性もつきにくかったが、治療を重ねるうち緩和に向かう。2ヶ月後には背骨の痛みも、ほとんど生じなくなった。
【解説】
今回の症状は背中の関節の歪みから来る症状でした。背骨は通常、適度な弾力を持ち合わせていますが、デスクワーク等で負担が加わりすぎると固くなり、弾力性は損なわれます。その時、関節周囲の靭帯まで柔軟性が無くなり、重く鈍い疼痛が背骨の中に生じる場合があります。この様な痛みはピンポイントでは無く、背骨全体として感じる事が多く、回復には靭帯の柔軟性を回復させる施術が必要になります。