【症状】
三郷に在住の30代男性が背中に走る痛みを訴え、カイロプラクティックセンター松戸に来院されました。この痛みは5日前、何となく右に振り向いた時に発症。たいした動きではなかったのに強い痛みが走り、今に続きます。痛みで夜もあまり眠れず、疲労がたまる一方です。
【治療】
右広背筋、下部僧帽筋から肩甲骨内縁の筋群に強い緊張が伸び、炎症も確認できる。背部の障害にも関わらず、頚椎の右回旋、伸展で激痛が走る。
治療では背部の筋群に干渉波をあて、胸椎に緩やかなモビリゼーション、頚椎への矯正を行う。初回治療後、痛みは残っていたものの2回目来院時には8割の改善。5回の治療で一切の痛みは無くなった。
【解説】
今回のケースは首の付け根の炎症を伴う障害でした。首の付け根の障害は背中に痛みを生じさせる場合があり、慢性的な肩甲骨のこりでも首の異常による問題も多く、適切な鑑別が早期回復には重要です。