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施術例

首が痛くて寝つきが悪い

2026.01.22 カテゴリー:首の痛み・肩こり 

 

柏在住の30代男性が、慢性的に続く首の痛みを主訴として来院されました。症状自体は以前から自覚していたものの、ここ2週間ほどは痛みが強まり、夜間に寝付けない日が続いているとのことです。特に就寝時に首の違和感が強く、枕が合っていないような感覚があり、バスタオルを使って高さや角度を調整するなど工夫をしているものの、安定せず熟睡できない状態が続いていました。
朝起きた直後から首の痛みと重だるさを感じ、首を動かすたびに突っ張り感が出るため、一日の始まりから不快感が強いと訴えています。仕事は長時間のデスクワークが中心で、パソコン作業中は常に首から肩にかけて緊張が抜けず、夕方になると頭が重くなることもあるとのことでした。日中は集中力も落ち、「一日を過ごすだけで精一杯」と感じるほど負担が大きくなっていました。
慢性的な症状であることから、これまで大きな問題として捉えてこなかったものの、睡眠障害が出始めたことで「このまま悪化するのではないか」という不安を感じ、来院に至りました。

 

検査

初回検査では、首だけでなく姿勢全体の崩れと筋緊張の広がりが確認されました。特にストレートネック傾向が強く、頚部にかかる負担が慢性的に蓄積している状態でした。

①姿勢検査

側面からの姿勢評価では、頚椎の生理的前弯が減少し、いわゆるストレートネックの状態を確認。頭部が前方に突出しており、後頚部への持続的な負担がかかっていました。

②触診検査

後頚筋群(僧帽筋上部、頭板状筋、肩甲挙筋)に強い緊張と圧痛を認めました。加えて、斜角筋を中心とした前頚部の筋緊張も顕著で、頚部全体のバランスが崩れていました。

③可動域検査

頚部の屈曲および左右側屈に強い制限があり、特に左側屈時に突っ張りと不快感が誘発されました。回旋動作も滑らかさに欠け、動作の終末域で痛みが出やすい状態でした。

④肩甲帯評価

肩甲骨内側縁の筋群(菱形筋、肩甲挙筋下部)に癒着が見られ、肩甲骨の可動性が低下。これにより頚部の動きが代償的に制限されていると判断しました。

⑤神経学的検査

上肢へのしびれや放散痛はなく、感覚・反射ともに異常は認められませんでした。神経圧迫症状は否定的で、主な原因は筋・関節性と判断しました。

治療

①物理療法(頚部牽引)

まず頚部牽引を行い、椎間スペースの除圧と筋緊張の緩和を図りました。これにより首周囲の圧迫感を軽減し、リラックスした状態を作りました。

②肩甲骨周囲筋への緩和操作

肩甲骨周囲の筋肉を中心に手技による緩和操作を実施。肩甲骨の動きを改善することで、頚部への負担を分散させました。

③グラストンテクニック

後頚部から肩甲骨内側にかけて、筋膜の癒着部位にグラストンテクニックを使用。慢性的に硬くなった筋膜の滑走性を回復させ、動作時の違和感を軽減しました。

④モビリゼーション

ストレートネック改善を目的に、頚椎へのモビリゼーションを行い、関節の可動性とアライメントを調整。無理のない範囲で生理的前弯の回復を促しました。

経過

1週間経過
首周囲の緊張が和らぎ、その日の夜は寝付きが良くなったとのこと。枕に対する違和感も軽減し、夜間に目が覚めることが少なくなりました。

3週間経過
朝起きた際の首の痛みが軽減。デスクワーク中の不快感も減り、仕事中の集中力が改善。

2か月経過
首の痛みで仕事に支障を感じることはなくなり、睡眠も安定。可動域も改善し、日常生活で首を意識する場面が大きく減少しました。

解説


今回の症例は、慢性的なデスクワークによって進行したストレートネックを背景とした頚部障害でした。長時間の前傾姿勢が続くことで頚椎の前弯が失われ、後頚筋群と前頚部筋群の両方に過剰な負担がかかっていました。このような状態では、仕事を休んだり一時的に安静にしても、蓄積された筋疲労や姿勢の崩れは自然には解消されません。

さらに、睡眠の質が低下すると回復力も落ち、痛みが慢性化しやすくなります。今回の患者さんも、首の症状が睡眠障害にまで影響したことで、悪循環に陥っていました。首の違和感は軽症に思えても、放置することで頭痛や腕のしびれなど、より大きな障害につながる可能性があります。早期に全身バランスを整えることで、症状の改善と再発予防が可能となります。

 

担当カイロプラクター:鷲見光一

カイロプラクター 鷲見 光一応用理学士(医科学)
カイロプラクティック理学士
グラストンテクニック®GTクリニシャン
日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員

都内カイロプラクティック院にて副院長を務めた後、2017年に独立。国際基準のカイロプラクティックだけでなくグラストンテクニックのライセンスを取得し、物理療法を駆使した施術法を確立。臨床歴20年以上のオーストラリア政府公認カイロプラクター。

 

監修者:鷲見弘

取得国家資格/鍼灸師、柔道整復師(接骨)、あん摩マッサージ指圧師
慶応大学卒業後、人体や自然界への探求心によりカイロプラクティックの道へ進む。ユニバーサル・カイロプラクティック・カレッジ、 中央医療学園鍼灸学科を首席として卒業後、JSK鍼灸カイロプラクティックを運営。音楽家の腱鞘炎等の演奏障害を得意分野とし、多くの著名ピアニストの治療を担当。

プロフィール詳細

WHO 国際基準のカイロプラクティック
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