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施術例

背骨のキワのひきつれる肩こり

2025.08.07 カテゴリー:首の痛み・肩こり 

北小金に在住の60代女性が、長年続くひきつれるような強い肩こりを訴え、当院に来院されました。肩こりは日本人の多くが悩まされる症状のひとつですが、この方の場合は常に背骨の際(きわ)の部分が凝り固まり、時には痛みまで感じる状態でした。肩こりのために日常生活でも不快感が続き、姿勢が崩れるとより強い張りやつっぱりを感じることもあります。市販のマッサージやリラクゼーションを受けても、その場では一時的に軽くなるものの、すぐに元に戻ってしまうとのこと。さらに、他の整体院やカイロプラクティックで矯正を受けたこともありましたが、大きな改善は得られませんでした。

 

検査

検査を行ったところ、首から胸の上部にかけての背骨、頚胸部(けいきょうぶ)の棘突起(きょくとっき:背骨の後ろに突き出して触れることができる部分)のすぐ横に、筋膜(筋肉を包む薄い膜)の癒着が確認されました。この癒着があると筋肉や関節が滑らかに動かず、動作時に引きつり感が出やすくなります。特にこの患者様の場合、頚椎を前に曲げる「屈曲動作」や、右に首を倒す「右側屈動作」の際に、左肩へと強いひきつり感が走りました。また、上部胸椎(じょうぶきょうつい:胸の背骨の上の部分)から頚椎にかけて可動制限が見られ、背骨を支える起立筋の緊張も強く認められました。

 

治療

治療は、頚胸部の筋膜癒着を改善するためにグラストンテクニックを使用しました。これはステンレス製の特殊な器具を用いて筋膜の癒着を解放する施術で、通常のマッサージでは届きにくい深層部の硬さや癒着を剥がすのに効果的です。さらに、胸椎から頚椎にかけては脊柱矯正を行い、関節本来の可動性を回復させていきました。

 

経過

初回からすぐに大きな改善は見られませんでしたが、5回の治療を終える頃にはひきつり感は約5割ほど軽減。患者様ご本人も「ここまで変化したのは初めて」と驚かれていました。その後も継続して整体治療を重ねることで、固まり切った筋膜や関節が一層ずつほぐれていき、一皮ずつ剥けるように症状は徐々に快方へ向かいました。

 

解説

今回の症例では、長年の肩こりが進行したことによって、首の付け根周辺に筋膜の癒着が生じていました。筋膜は全身を覆うネットワークのような組織で、健康な状態では筋肉がスムーズに動くための潤滑油の役割を果たしています。しかし、長時間のデスクワークや同じ姿勢の維持、さらには運動不足やストレスが続くと筋膜が硬くなり、周囲の組織と癒着してしまいます。この癒着が肩こりの「しつこさ」や「慢性化」の大きな原因のひとつです。

【肩こりの原因となりやすい第7頚椎のキワ】

特に首の後ろで最も出っ張っている骨、いわゆる「第7頚椎(けいつい)」のキワは、肩こりが強くなると「しこり」ができやすい場所です。このしこりは単なる筋肉の硬さではなく、筋膜や小さな靭帯が固まり、周囲の神経を刺激して痛みや重だるさを感じさせます。一般的なマッサージでは一時的に血流が良くなるため楽になりますが、癒着そのものを剥がすことは難しく、根本的な解決に至りにくいのです。

この点で効果的なのが、今回使用したグラストンテクニック(筋膜リリース法の一種)です。専門の整体や理学療法士、カイロプラクティック院で取り入れられることが多く、ステンレス器具で筋膜を刺激することで癒着を物理的に剥がし、正常な滑走性(組織がスムーズに動く状態)を回復させます。さらに、脊柱矯正を加えることで、骨格の可動域を広げ、筋肉や神経への負担を軽減することができます。整体の施術を受けても効果が長続きしない場合、その背景にはこの「筋膜の癒着」や「関節可動制限」が隠れていることが多く、両方にアプローチすることが重要です。

慢性的な肩こりは放置すると今回のように筋膜の癒着や頚椎・胸椎の可動制限を引き起こし、単なる「こり」ではなく「痛み」や「ひきつれ感」へと悪化していきます。そうなると市販のマッサージや自己流のストレッチでは追いつかず、専門的なカイロプラクティックによる施術が必要になります。

 

担当カイロプラクター:鷲見光一

カイロプラクター 鷲見 光一応用理学士(医科学)
カイロプラクティック理学士
グラストンテクニック®GTクリニシャン
日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員

都内カイロプラクティック院にて副院長を務めた後、2017年に独立。国際基準のカイロプラクティックだけでなくグラストンテクニックのライセンスを取得し、物理療法を駆使した施術法を確立。臨床歴20年以上のオーストラリア政府公認カイロプラクター。

 

監修者:鷲見弘

取得国家資格/鍼灸師、柔道整復師(接骨)、あん摩マッサージ指圧師
慶応大学卒業後、人体や自然界への探求心によりカイロプラクティックの道へ進む。ユニバーサル・カイロプラクティック・カレッジ、 中央医療学園鍼灸学科を首席として卒業後、JSK鍼灸カイロプラクティックを運営。音楽家の腱鞘炎等の演奏障害を得意分野とし、多くの著名ピアニストの治療を担当。

プロフィール詳細

WHO 国際基準のカイロプラクティック
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