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施術例

猫背により慢性化した背中の筋の痛み

2025.07.04 カテゴリー:背中の痛み 

松戸市在住の40代男性が、慢性的に続く背中の筋肉の痛みを主訴として来院されました。痛みは数年来続き、特に背中の中央から上部にかけて筋肉が常に突っ張るような感覚があり、長時間座っていると痛みが増すとのことです。痛みのために背筋をまっすぐ伸ばすことが難しく、仕事中や休息時でも無意識に前かがみの姿勢になってしまうといいます。
数年前から猫背の姿勢が気になるようになり、これまでにもカイロプラクティックや整体など複数の治療院で矯正を受けてきました。しかし、施術後に一時的な軽減は感じられても、数日から数週間で再び痛みや姿勢の崩れが戻ってしまい、根本的な改善には至らなかったそうです。患者様ご本人の記憶では、若い頃や30代前半まではそれほど猫背ではありませんでしたが、長年にわたるデスクワーク中心の生活習慣や運動不足が重なり、いつの間にか背中が丸まった姿勢が習慣化してしまったとのことでした。

 

初期評価と所見

初診時の姿勢観察では、猫背が顕著で、特に上部胸椎における後弯(背中上部の丸み)の増大が明らかでした。さらに、肩甲骨の可動性は大きく制限され、左右肩甲骨の間(肩甲間部)の筋膜に強い癒着が認められました。この癒着により、肩甲骨が本来持つスムーズな上下・回旋運動が妨げられており、結果として背筋を伸ばす動作を試みても胸郭が十分に広がらず、呼吸時の胸の動きにも制限が見られました。触診では肩甲間部から腰背部にかけての筋群に慢性的な緊張があり、押圧によって痛みが誘発される状態でした。

 

治療内容と経過

初期治療としては、物理療法(低周波刺激や温熱療法)を用いて局所の血流を促進し、筋緊張の緩和を図りました。そのうえで、癒着の強い肩甲間部の筋群に対し、グラストンテクニックによる筋膜リリースを実施しました。グラストンテクニックはステンレス製の専用器具を用い、皮膚表面から筋膜や軟部組織の癒着を効果的に解消する方法で、慢性的な痛みや可動域の制限に有効です。これにより、肩甲骨周囲の動きが少しずつ回復し、背骨全体の可動性向上が期待できます。
さらに、第3胸椎・第6胸椎・第1腰椎に対してアジャストメント(いわゆる関節矯正)を行い、脊椎の配列と動きを整えました。この矯正は、関節面の動きを回復させ、神経系への刺激を改善し、筋肉の過緊張を軽減する効果があります。
治療開始から3回目の施術後には、患者様の痛みは約6割程度軽減し、背筋を伸ばす動作が以前よりも自然に行えるようになりました。また、日常生活での疲労感も減少し、仕事中の集中力の持続にも良い影響が見られました。その後は再発防止のため、2〜3週間ごとのメンテナンス治療と、自宅でのストレッチ指導を並行して行っていますが、経過は良好との事です。

 

治療のポイントと考察

カイロプラクティックの関節矯正は、関節可動域の改善や神経機能の正常化において高い効果を発揮します。しかし、関節を支える周囲の筋膜に強い癒着が存在する場合、矯正のみでは十分な回復が得られず、症状が再発しやすい傾向があります。今回の症例では、長年の猫背姿勢と運動不足による筋膜の柔軟性低下が大きな要因となり、これが矯正効果の持続を妨げていた可能性が高いと考えられます。
グラストンテクニックによる筋膜リリースとカイロプラクティックの関節矯正は、筋膜の癒着を解消しながら骨格のバランスを整えるため、矯正の効果が持続しやすく、慢性化した症状でも比較的短期間での改善が期待できます。特にデスクワークや長時間のスマートフォン使用など、同じ姿勢が長く続く現代的な生活習慣を持つ患者様では、こうした複合的な治療アプローチが有効です。

 

担当カイロプラクター:鷲見光一

カイロプラクター 鷲見 光一応用理学士(医科学)
カイロプラクティック理学士
グラストンテクニック®GTクリニシャン
日本カイロプラクターズ協会(JAC)正会員

都内カイロプラクティック院にて副院長を務めた後、2017年に独立。国際基準のカイロプラクティックだけでなくグラストンテクニックのライセンスを取得し、物理療法を駆使した施術法を確立。臨床歴20年以上のオーストラリア政府公認カイロプラクター。

 

監修者:鷲見弘

取得国家資格/鍼灸師、柔道整復師(接骨)、あん摩マッサージ指圧師
慶応大学卒業後、人体や自然界への探求心によりカイロプラクティックの道へ進む。ユニバーサル・カイロプラクティック・カレッジ、 中央医療学園鍼灸学科を首席として卒業後、JSK鍼灸カイロプラクティックを運営。音楽家の腱鞘炎等の演奏障害を得意分野とし、多くの著名ピアニストの治療を担当。

プロフィール詳細

WHO 国際基準のカイロプラクティック
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