【症状】
松戸に在住の30代男性が走ったときに生じる左膝の痛みを訴え、カイロプラクティックセンター松戸に来院されました。この患者さんは学生時代から陸上をしており、その頃から左膝に痛みはありました。最近何年かは走っていなかったが3ヶ月前からランニングを開始したところ、以前と変わらぬ痛みが生じます。走ったときだけ痛み、日常生活に問題はありません。
【治療】
左内側ハムストリングの緊張は強く、付着部である鵞足には圧痛が存在する。膝のROMに異常はなく、筋力検査でも痛みの誘発は無い。治療では膝関節のモビリゼーションを中心に内側ハムストリングへの操作を加える。胸椎から骨盤にもアプローチを行い、左膝の負担が減るように調整。1ヶ月後には30分痛みなく走れるまで回復。
【解説】
今回の症例はランナーに好発する膝の内側の痛み、鵞足炎による障害でした。膝関節の歪みにより鵞足部は負担がかかりやすく、走ることにより腱や滑液包から痛みが生じていました。例えランニングを辞めても年齢を重ねてから再発する場合もあり、早期に治療をすることが重要になります。