【症状】
柏に在住の40代女性が左肩の痛みを訴え、カイロプラクティックセンター松戸に来院されました。この症状は半年前から始まり、着替えをするときなど手を後ろに回すのがつらいです。病院へ行ったところ、四十肩と言われています。
【治療】
左肩関節の関節腔は狭くなっており肩鎖関節の可動性も低下している。その影響か棘上筋は緊張しており、肩関節は外転90度手前から痛みはじめている。
治療では胸椎へアジャストメントを加え、肩関節、肩鎖関節にモビリゼーションを加える。軟部組織へのグラストンテクニックも行い、症状は徐々に改善。治療を開始して3ヶ月の頃には可動域も痛みも大きく改善。
【解説】
今回の症例は肩関節の間が狭くなり、肩甲骨上部にある棘上筋の働きが阻害されたため生じた四十肩でした。棘上筋の癒着は進行し、なかなか軽快しませんでしたが治療を重ねるにつれ可動性はついてきました。四十肩は放置すると治るのに何年もかかる方もおり、適切なカイロプラクティックで早期に回復させることは、可動範囲の低下など後遺症を残さないために重要です。