【症状】
30代女性が腰痛を抱えています。この痛みはデスクワーク中に生じることが多く、痛み出すとじっとしていられません。立ってしばらくすると痛みは軽くなるが、座ってから痛み出す時間も最近は短くなって来ています。マッサージを何度か受けましたが、そのときは良いものの状態はすぐに戻ってしまいます。
【治療】
触診で左腰方形筋の緊張が見られ、第1腰椎の強い制限が生じていた。胸腰部は後方へ突出し、猫背のような状態になっている。治療では第1腰椎への矯正を加え、姿勢を改善させるよう胸椎へモビリゼーションを行う。周囲筋群にも操作を加え、骨盤の傾きも整える。3回の治療で痛みはほとんど生じなくなり、デスクワークも順調との事。
【解説】
今回は悪い姿勢により蓄積した歪みが原因となる腰痛でした。骨盤の歪みも伴い、脊柱には矯正が必要な状態であったため、マッサージでは回復しなかったと思われます。腰痛の原因が筋肉由来であればマッサージでも良くなりますが、関節由来であればカイロプラクティックのアプローチが必要になります。