2023.01.06
【症状】
柏在住の肩こりと吐き気を訴える43才女性が来院されました。昔から割と虚弱体質でもあり仕事も休みがちですが、最近は肩こりがひどく胸元が苦しくなります。ひどい時は薬を飲んだりもしますが、ただ症状を抑えるだけのため原因から正したいと本人は言っています。
【治療】
姿勢検査では猫背が強く、首を後ろに倒すと肩甲骨の間まで痛む。脊柱の可動性検査では第5頚椎と第6胸椎に前方への制限が見られる。
治療では頚椎と胸椎への矯正、肩甲骨の間の筋肉へグラストンテクニック、肩甲骨の動きを回復させるためモビリゼーションを行う。吐き気は1ヶ月後には生じなくなり、今は2週に1回の治療へ移行。大きく体調を崩す事は無くなりつつある。
【解説】
今回の肩こりと吐き気は肩甲骨の間の筋肉が固まりすぎ、生じていたと思われます。この部位緊張は心臓や肺を収める胸郭の動きを悪くし、全身的な不調を招きやすくなります。もちろんですが、この様な障害に薬を飲んでも意味は無く、カイロプラクティックやグラストンテクニックで胸郭の動きを改善させる治療が必要になります。